国税庁の電子納税システム「e-Tax」が、2019年よりICカードが不要となり、パスワード認証によって利用可能になることが分かりました(日経新聞、スラド)。
現在e-Taxを利用するためには、住基カードやマイナンバーカードなど、ICカードに埋め込まれた電子証明書と、それを読み込むためのICカードリーダーが必要ですが、新システムでは、税務署に開始届書を提出して取得したID・パスワードだけで利用可能になります。
オンラインバンクやオンライン株取引と同様の難易度にまで引き下げることで、電子納税の普及を目指す目的があるとされています。
ただし国税庁は、スマートフォンなどにカードの読み取り機能の導入がすすむまでの、3年程度の暫定措置として実施するそうで、その後この制度が続けられるかどうかはまだ不明とのこと。
ソフトウェア開発者や、パワーユーザーにとっても「高難度」とされていたe-Taxですが、IC/パスワード制の導入によって、利用が促進されることになるのでしょうか。注目です。