Appleの最新Mac用OS「macOS Sierra」では、キーボードドライバ回りに変更があり、人気ユーティリティKarabinerが動作しなくなったため、緊急回避的に新しいツールがいくつかつくられました。
本日紹介する「IMESwitcher」もそのようなツールの一つ。macOS Sierraに対応したユーティリティで、IMEの動作切り替え(オン/オフ/トグル)を、修飾キー(左右のShift/Control/Option/Commandキー)に割り当てることが可能となっています。
英字配列キーボードユーザー向けに開発されたものとのことですが、JISキーボードなどそれ以外のキーボードでも使用することは可能です。
以下具体的な使用法をご紹介。
IMESwitcherの使用方法
GitHubのリリースページより最新版のdmgファイルをダウンロードし、IMESwitcher.appをアプリケーションフォルダにコピーします。
初回起動時はアクセシビリティで許可を与える必要があります。
▲セキュリティとプライバシー > アクセシビリティでIMESwitcher.appにチェックします。
次にメニューバーのアイコンをクリックし設定を行います。
▲左右のShift/Control/Option/Commandキーに、IMEをon/off/toggleを割り当てることができます。自分の好みに割り当てれば良いのですが、英字配列キーボードユーザーの場合、左CommandキーにIMEオフを、右CommandキーにIMEオンを割り当てる場合が多いようです。
なおそれぞれのキーは、単体で押した場合だけIMEの動作切り替え機能が発動します。ここで機能を割り当てても、修飾キーとしての機能は継続して使用できます。
まとめ
IMESwitcherを利用すれば、IMEオンオフを任意の修飾キーに割り当てることができます。複雑なキーの入れ替えを行う必要はなく、単にIME制御だけ好きなキーで行いたいという場合検討してみる価値があるソフトです。
タイトル | IMESwitcher | |
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公式サイト | https://github.com/kan/ime-switcher | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7572-imeswitcher | |
説明 | IMEの動作切り替えを任意の修飾キー(左右のShift/Control/Option/Commandに対応)で行なえるようにするアプリ。 |