Intelの次世代CPU「Skylake」のスペックを知ることができる、貴重なスライドをFanlessTechが公開しています(MacRumors、9to5Mac)。
スライドは、8月5日ドイツで行われたGamescomでIntelが使用したものらしく、Macにも採用されるであろう次世代プロセッサの能力を詳細に知ることができるものとなっています。
目次
高速&省電力
まず、1枚目のスライドは、Skylakeプロセッサの概要を説明するものです。Broadwelと比較してCPU性能は10〜20%向上し、Intel HDグラフィックスのパフォーマンスは30%ほど高速化、低消費電力化によりバッテリー持続時間が最大30%向上すると説明されています。
シリーズごとの性能
2枚目のスライドはプロセッサのシリーズごとの性能比較で、モバイル/デスクトップごとにより詳細な情報が掲載されています。
- Y-シリーズ(モバイル: MacBook): CPU最大17%高速化、GPU最大41%高速化、バッテリー最大1.4時間延長。
- U-シリーズ(モバイル: MacBook Air): CPU10%高速化、GPU最大34%高速化、バッテリー最大1.4時間延長。
- H-シリーズ(モバイル: MacBook Pro): CPU11%高速化、GPU最大16%高速化、最大80%低いシリコンパワー。
- S-シリーズ(デスクトップ: iMac): CPU11%高速化、GPU最大28%高速化、TDPの22%の低下。
Appleは、MacBook Airと13インチのMacBook Pro RetinaモデルをBroadwellプロセッサに更新したのに対し、5月に更新された15インチ版MacBook Pro Retinaモデルでは、クアッドコアのBroadwellプロセッサの欠落を理由に、Haswellプロセッサを採用したままとなっています。
インテルのSkylakeプロセッサの準備が整えば、今後各Macの新モデルで、Skylakeプロセッサが採用されていくことは間違いないでしょう。はたしてどのMacにSkylakeが初めて搭載されることになるのか注目です。