macOS Tahoeの開発者向けベータ版では「FireWire(IEEE 1394)」のサポートが削除されている事がわかりました(MacRumors)。
macOS Tahoeでは、macOS Sequoia以前とは異なり、システム設定にFireWireの項目が存在しないようです。このためFireWire接続の初期のiPodや外付けストレージデバイスが認識されず、同期・マウントできない可能性があります。
macOS 26 Tahoe dev. beta 1 is no longer compatible with the iPod 1st generation due to FireWire support being deprecated. pic.twitter.com/M3BmccCLZ2
— Michi (@NekoMichiUBC) June 11, 2025
なおAppleからの正式なコメントは得られておらず、初期ベータ版であるため、将来的にFireWireサポートが復活する可能性も残されています。
「FireWire」は、Appleが開発した高速データ転送用のポートと通信規格の名称で、技術的にはIEEE 1394とも呼ばれています。1990年代後半から2000年代初頭にかけて、初期のiPod、デジタルビデオカメラ、外付けハードドライブなどで広く使われていました。
しかし、2012年頃のMacを最後に、FireWireポートは新型モデルから姿を消し、代わりにUSBやThunderboltが主流となっています。今でもアダプターを使えばMacで接続は可能でしたが、macOS Tahoeでサポートが廃止されると、アダプター経由の接続もできなくなる可能性があります。