Apple製のコンピューターである「MacBook Air」や「MacBook Pro」には、正確で使いやすいトラックパッドが搭載されています。
トラックパッドはWindowsノートPCとの差別化の要因となるほど評価の高い入力デバイスですが、このデバイスを利用した画期的なドローアプリ「Magic」が公開されています(9to5Mac)。
AppleのWWDC Swift Student Challengeの受賞者の一人である若手開発者、João Gabriel氏が制作した新しいmacOS用アプリで、MacBookに搭載されているトラックパッドを利用し、指だけで楽しく絵を描く事ができます。
Magicの特徴は以下の通りです。
- トラックパッドで描く。内蔵または接続されたトラックパッドを描画用に使用できる。
- 圧力対応。Force Touchトラックパッドは圧力に反応するので、Magicは圧力データを使ってブラシを微調整することができる。
- ブラシのカスタマイズ。色、サイズ、筆圧、不透明度を設定しカスタムブラシを作成できる。
- プロジェクトの保存。作成した絵は.magicプロジェクトとして保存できる。
以下使用方法を説明します。
Magicの使用方法
MagicはmacOS 11.0(macOS Big Sur)以降に対応した無料ソフトです。トラックパッドが利用できるMacで、Mac App Storeからダウンロードします。
Magicを起動すると以下のような画面が表示されます。
▲キャンバス(Click to start drawingと書かれた部分)のどこかをクリックするか、右上の「Draw」アイコンをクリックすると絵を描き始めることができます。
▲一端描画モードに入るとマウスカーソルが表示されなくなります。「Command+D」を押すと描画モードを終了し、マウスカーソルが表示されます。ブラシのカスタマイズを行う場合、描画モードを終了してから右上のブラシアイコンをクリックします。
▲ブラシオプションでは、色やサイズ、透明度をカスタマイズすることが可能です。
作業を終了する場合、Command+Sなどで描画した内容を保存できます。
まとめ
MagicはMacのトラックパッドを使って絵を描くことができるツールです。タブレットと異なり自分の指がキャンバスのどこを指しているのか分からないのが弱点ですが、ユニークな発想のアプリとなっています。