Microsoft EdgeにAI技術を利用した動画のアップスケール機能が導入

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Microsoftは、Edgeの動画視聴体験を改善する「Video Super Resolution(VSR)」と呼ばれる新機能を発表しました(Neowin)。

VRSは、Microsoft ResearchのAI技術を利用した内蔵アップスケーラーで、低品質の動画を改善し、より鮮明なビジュアルで楽しい体験を提供するものです。MicrosoftによるとEdgeで再生されている動画の3本に1本は480p以下で再生されており、ネットワーク帯域の狭さや動画品質の低さに悩む多くのユーザーにとって新技術が朗報になると期待されています。

EdgeのVRSは、機械学習を利用してブロック圧縮のアーティファクトを除去し、YouTubeやその他のストリーミングプラットフォームの最終的な解像度をアップスケーリングします。

無条件で利用できるわけではなく、Nvidia(RTX 20シリーズ以降)、またはAMD(RX5700以降)のdGPUが必要で、iGPUとdGPUを搭載したノートPCでは、EdgeでdGPUを使用するようにグラフィックス設定を変更する必要があります。Microsoftは、将来のアップデートでiGPUとdGPUの自動切り替えのサポートすると約束しています。

また、DRMで保護された動画やバッテリー駆動の状態では利用できません。

VRSは現在、Edge Canaryの50%のユーザーに対してロールアウトされており、有効になっていない場合も試験的フラグ「edge://flags/#edge-video-super-resolution」を「Enabled」に変更し手動で有効にすることができます。

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▲Windows版のMicrosoft Edge Canary。Mac版にはフラグが存在しませんでした。

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