Linux 5.18で、古いReiserFSドライバが廃止されつつあるなか、Reiser4の後継版として開発者Edward Shishkin氏が独自に開発を続けていた「Reiser5」の最新スナップショットが公開されました(Phoronix)。
Reiser5は、Reiser4から多くの改良を加えたLinux用のファイルシステムで2019年末に発表されました。その後もLogical Volume機能を安定化させるなどの取り組みが行われており、今回、Linux 5.16カーネルと互換性を持つ、新しいReiser5のスナップショットが公開されています。
Shishkin氏は、新しいスナップショットを公開するとともに、ベンチマーク値も公開しています。
Shishkin氏は、Reiser5の並列スケールアウト機能を、従来のRAIDストレージアレイというよりも、ネットワーク化されたファイルシステムのボリュームマネージャに近いと説明しています。ベンチマークの詳細はこちらで確認することができます。
なお、Phoronixの掲示板では、悪名高い「ReiserFS」の名前を変更すべきかどうかの議論が行われています。