Twitterがおすすめアルゴリズムをオープンソース化。将来的にはプルリクを受け付けて透明性を確保

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Twitterがタイムラインに表示されるツイートを選択する、レコメンデーションアルゴリズムを含むソースコードをGitHubに公開しました(公式ブログThe Verge)。

Twitterのブログ記事では、「おすすめ(For You)」タイムラインに掲載されるツイートを決定する際に、アルゴリズムがどのような動作を行っているのか、ランク付けやフィルタリングについて詳しく説明されています。

記事によると、レコメンデーションパイプラインは主要な3つのステージで構成されています。

  • さまざまなレコメンデーションソースからベストなツイートを集める
  • 「機械学習モデル」を使ってそれらのツイートをランク付けする。
  • ブロックした人のツイート、すでに見たことのあるツイート、仕事上安全でないツイートなどをフィルタリングして、タイムラインに載せる

プロセスの各ステップに関する詳細な説明も行われており、最初のステップでは、約1,500件のツイートを調べ、「おすすめ」タイムラインは、自分がフォローしている人のツイートが50%、フォローしていない人のツイートが50%程度になることが目標だとのことです。ランキングは、「ポジティブなエンゲージメント(いいね、リツイート、返信など)に最適化する」ことを目的としており、最終段階では同じ人からのツイートが多く表示されないような調整が行われているそうです。

System diagram

Twitterのイーロン・マスク氏は以前からアルゴリズムのオープンソース化を約束しており、金曜日に公開されたコードは「レコメンデーションアルゴリズムの大部分」で残りは今後公開されると説明しています。

 

Twitterは、GitHubのドキュメントで「レコメンデーションアルゴリズムの改善に関する提案について、GitHub issueやプルリクエストを提出するようコミュニティを招待します」と説明し、外部の開発者による改善要求を受け付ける姿勢をみせています。しかしこれらの提案を管理し、変更を内部リポジトリに同期させるためのツールはまだ構築中であるそうで、実際にコミュニティコードが受け入れられることがあるのかどうかは不明です。

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