アプリケーションの開発やテストを実施する際、仮想環境があると便利です。
本日紹介する「VirtualBuddy」は、Appleシリコン搭載Macで仮想maOSを実行することができるオープンソースソフトです。
プロジェクトはまだ実験段階で、予想通りに動かない可能性があるとのことですが、以下のような特徴を持っています。
- ベータ版を含むmacOS 12またはmacOS 13の起動が可能。
- 内蔵のインストールウィザード。
- リカバリモードでの起動(SIPを無効することが可能)。
- ネットワーキングとファイル共有のサポート。
- クリップボードの共有
- NVRAM変数の編集(未実装)
- 仮想マシンのハードウェア設定のカスタマイズ(未実装)。
以下使用方法を説明します。
VirtualBuddyの使用方法
VirtualBuddyの最新版はGitHubからダウンロードできます。
VirtualBuddy.appを実行すると以下のような画面が表示されます。
▲「Create Your First VM」ボタンをクリックします。
▲「Download macOS Installer」を選択すると、インストーラーファイルをAppleのサーバーからダウンロードすることができます。
▲macOS 12およびmacOS 13が選択可能です。今回は「macOS 12.4」を選びました。
▲ダウンロードが始まります。
▲ダウンロード完了後インストールが始まります。
▲この画面が表示されれば完成です。
ライブラリに戻り「macOS 12.4」を選びます。
▲クリックすると仮想macOSのセットアップが始まります。
▲最後まで進めて、デスクトップが表示されました。
初期状態では文字が読めないくらいの解像度に設定されていますが、これはゲストOSの「システム環境設定 > ディスプレイ」で変更可能とのこと。
また作成した仮想マシンは「~/Documents/VirtualBuddy」の中に保存されています。ライブラリからは削除できないようですが(?)、Finderから直接削除することはできます。
まとめ
VirtualBuddyを使用すれば、無料でmacOSの仮想OSを使用することができます。まだプロジェクトは初期段階であるため、今後の改良によって完成度が高められていく事に期待したいと思います。
タイトル | VirtualBuddy | |
---|---|---|
公式サイト | https://github.com/insidegui/VirtualBuddy | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7698-virtual-buddy | |
説明 | AppleシリコンMacでmacOS 12移行のmacOSを仮想化。 |