Windows 10の累積アップデートKB5012599などが公開 - 2022年4月の月例更新

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Microsoftは本日、毎月米国時間の第2火曜日に提供している月例更新の一環として、Windows 10の各バージョンに対する累積アップデートをそれぞれ公開しました(Windows Latest)。

今回公開された累積アップデートは以下の通りです。

  • Windows 10 Version 20H2/21H1/21H2: KB5012599
  • Windows 10 Version 1909: KB5012591
  • Windows 10 Version 1903: EOS
  • Windows 10 Version 1809: KB5012647
  • Windows 10 version 1803: EOS
  • Windows 10 version 1709: EOS
  • Windows 10 version 1703: EOS
  • Windows 10 version 1607: KB5012596
  • Windows 10 Version 1511: EOS
  • Windows 10 Version 1507: KB5012653

それぞれWindows UpdateまたはMicrosoft Update Catalogを利用して導入することが可能で、変更点は以下の通りです(セキュリティアップデートの内容は日本Microsoftのブログで参照できます)。

目次

April 12, 2022—KB5012599 (OS Builds 19042.1645, 19043.1645, and 19044.1645)

Windows 10 Version 20H2/21H1/21H2用の更新プログラムKB5012599では、Windowsオペレーティングシステムのセキュリティが更新されています。

具体的には3月22日に公開されたKB5011543の修正に加え、クラスタ共有ボリューム(CSV)でサービス拒否の脆弱性が発生する問題への対処が行われています。脆弱性の詳細はCVE-2020-26784で確認可能です。

ハイライト:

  • Updates security for your Windows operating system.   

改良と修正:

  • Addresses an issue that causes a Denial of Service vulnerability on Cluster Shared Volumes (CSV). For more information, see CVE-2020-26784.

更新プログラムには以下の4件の既知の不具合が存在します。

症状 回避策
カスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージからWindowsをインストールしたデバイスでは、この更新プログラムによってMicrosoft Edge Legacyが削除されても、新しいMicrosoft Edgeに自動的に置き換えられない場合がある。 LCUをスリップストリームする前に、2021年3月29日以降にリリースされたSSUをカスタムオフラインメディアまたはISOイメージにスリップストリームする必要がある。Windows 10, version 20H2およびWindows 10, version 2004で使用されているSSUとLCUの統合パッケージでこれを行うには、統合パッケージからSSUを抽出する必要がある。

  • 以下のコマンドラインでmsuからcabを取り出す。
    expand Windows10.0-KB5000842-x64.msu /f:Windows10.0-KB5000842-x64.cab <destination path> 
  • 以下コマンドラインで、先に抽出したcabからSSUを抽出する。
    expand Windows10.0-KB5000842-x64.cab /f:* <destination path>
  • この例ではSSU-19041.903-x64.cabという名前のSSU cabができあがる。このファイルをまずオフラインイメージにスリップストリームし、次にLCUを入れる。
KB5003690(2021/6/21公開)をインストールした後、KB5004945(2021/7/6公開)以降のアップデートなど、新しいアップデートをインストールできないデバイスがある。その場合「PSFX_E_MATCHING_BINARY_MISSING」というエラーメッセージが表示される。 さらなる情報と回避策をKB5003690で確認可能。
信頼されていないドメイン内のデバイスにリモートデスクトップを使用して接続するときに、スマートカード認証を使用すると接続に失敗することがある。 KIR(Known Issue Rollback)によって解決されている。更新が適用されるまで最大24時間かかることがある。企業の管理対象デバイスについては特別なグループポリシーをインストールすることで問題を解消できる。
2022年1月11日以降にリリースされたWindowsの更新プログラムを対象バージョンのWindowsにインストールした後、コントロールパネルの「バックアップと復元(Windows 7)」アプリを使って作成したリカバリーディスク(CDまたはDVD)が起動できない場合がある。2022年1月11日以前の環境や、サードパーティツールに影響はない。 解決に向けて取り組んでおり、今後のリリースで最新情報を提供する予定。

Windows Updateの他、Microsoft Update Catalogや、Windows Server Update Services(WSUS)を利用してインストールすることができます。

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