Microsoftは先日、Windows Insider ProgramのCanary/Devチャンネル向けに、最初のWindows 11 Version 24H2ビルドとなる「Build 26052」をリリースしました。
Build 26052では「Sudo for Windows」やレジストリエディタの改良など、注目の新機能がいくつか追加されましたが、変更はそれだけではなく、「POPCNT」命令をサポートしていない、古いCPUを搭載したマシンにインストールできくなっている事が判明しています。
このような古いCPUは、もともとWindows 11の最小要件を満たしておらず、正規の方法ではWindows 11をインストールすることはできません。しかし、サードパーティ製ツール等を利用してCPUの要件チェックをバイパスすることで、Windows 11を動かすことができていました。
POPCNTをサポートしていないSSE4.2またはSSE4aに非対応のCPUで、24H2が実行できない問題が報告されていたなか、最新ビルド「Build 26058」では、セットアップファイルがメッセージを表示するように変更されていることが、XユーザーBob Pony氏の投稿により明らかとなっています。
Windows 11 Version 24H2 Build 26058's setup (if ran in a live Windows Install) now checks for a CPU instruction, PopCnt. pic.twitter.com/w6g1PjT3yU
— Bob Pony (@TheBobPony) February 15, 2024
同氏が公開したスクリーンショットには、PCがWindows 11の要件を満たしていない理由として「This PC's processor doesn't support critical feature(PopCnt)」というメッセージが表示されていることが確認できます。
メッセージの存在は、POPCNT命令を必須とする変更が意図的に行われたことを意味しています。現段階で無理矢理起動すると起動時のWindowsロゴ画面が表示された段階で固まってしまうそうです。
Windows 11 Version 24H2が実行可能かどうかを確認する3方法は以下の記事で説明しています。
[via Neowin]