Microsoftは本日、毎月米国時間の第2火曜日に提供している月例更新の一環として、Windows 11の累積アップデートKB5014697をリリースしました(Neowin)。
更新プログラムはシステムの品質を改善するもので、新たな機能は追加されていません。
Windows UpdateまたはMicrosoft Update Catalogを利用して導入することが可能で、変更点は以下の通りです(セキュリティアップデートの内容は日本Microsoftのブログで参照できます)。
June 14, 2022—KB5014697 (OS Build 22000.739)
Windows 11用の更新プログラムKB5014697では、5月24日に公開されたKB5014019の内容に加え、Windowsオペレーティングシステムのセキュリティが更新されています。OS内部機能に対する雑多なセキュリティ向上が含まれており、追加の問題は確認されていません。
なお、プレビューアップデートKB5014019では、デスクトップ版のWindowsスポットライトの導入(「設定 > 個人用設定 > 背景」を選択し、「背景をカスタマイズ」で「Windowsスポットライト」を選択する)や、Input Method Editor(IME)が前のテキストを変換している間に文字を入力すると、その文字が破棄される問題の対処など、多数の変更や修正が行われています。
リリースノートは以下の通りです。
ハイライト:
Addresses security issues for your Windows operating system.
改良と修正:
This update contains miscellaneous security improvements to internal OS functionality. No additional issues were documented for this release.
更新プログラムには以下の1件の既知の不具合が存在します。
対象 | 症状 | 回避策 |
---|---|---|
IT管理者 | 一部の .NET Framework 3.5 アプリケーションで問題が発生したり、開くことができなくなったりすることがある。Windows Communication Foundation(WCF)や Windows Workflow(WWF)など .NET Framework 3.5の特定のオプションコンポーネントを使用しているアプリ。 | Windowsの機能で.NET Framework 3.5とWindows Communication Foundationを再度有効にすることで軽減できる。もしくは管理者権限のコマンドプロンプトで以下を実行。
dism /online /enable-feature /featurename:netfx3 /all dism /online /enable-feature /featurename:WCF-HTTP-Activation dism /online /enable-feature /featurename:WCF-NonHTTP-Activation |
Windows Updateの他、Microsoft Update Catalogを利用してインストールすることができます。