先日、Macを使って作業していたところ、突然ストレージ容量がほとんど残っていないとの通知が表示されました。
残り1.8GB…😭 pic.twitter.com/4CsvcxlzNT
— ソフトアンテナ (@softantenna) April 23, 2025
急いでディスクの使用状況を「DaisyDisk」で確認してみたところ、残り容量が1.8GBほとどありえないほど減っています。いくらM4 Mac miniのベースモデル(SSD 256GB)とはいえ、まだ残り50GB以上は空き容量が残っていたはず…と思って調査してみたところ、意外な犯人がみつかりました。
実はこのとき「Windows App(旧Microsoft Remote Desktop)」を使って、Windows PCの操作を行っており、これが原因でディスクを食い潰していたのです。
クリップボード共有に要注意
DaisyDiskでストレージを詳しく調べて見たところ、~/Library
の中にあるフォルダの容量が巨大になっている事を発見しました。
▲shared-pasteboard
という名前から分かるようにペーストボード(クリップボード)の情報がディスクに保存され、81.4GBも消費している模様。
先ほども述べた通り、このとき「Winodows App」を使って、Windows PC上の仮想マシンフォルダの整理を行っていました。Windows側で巨大な仮想マシンフォルダをコピーした際、そのフォルダの内容がWindows App経由でmacOS側に共有されていたことが原因だったのです。
これを防ぐにはWindows Appでクリップボード共有を無効化する必要があります。
▲Windows Appのホスト毎の接続設定を編集し「Devices & Audios」で「Clipboard mode」を「Disabled」に変更します(少なくともMac側へ共有しない設定に変更します)。
クリップボード共有を完全に無効化すると、ファイルだけでなくテキストのMac<=>Windows間コピペもできなくなりますが、内容毎に細かく有効・無効を切り替える方法はみつかりませんでした。
まとめ
Windows Appを使用する際、クリップボード共有を有効にした状態で巨大ファイルをコピペすると、Mac側のストレージが食い潰されることがあります。これを防ぐにはクリップボード共有を(少なくとも巨大ファイル操作中は)無効にした方がよさそうです。