ヤマダ電気の電子書籍サービス「ヤマダイーブック」が7月31日で閉鎖され、このサービスで購入した電子書籍は同日以降閲覧できなくなるとして、騒ぎが持ち上がっています(ITmedia、slashdot、げろみ日記)。
ヤマダイーブック終了の理由は、「ステムを刷新し、新規に電子書籍サイトを立ち上げるため」。電子書籍サービスを辞めるのならばともかく、新規に電子書籍サイトを立ち上げるにもかかわらず、旧サービスのマイグレーションが行われないことに利用者から不満の声があがっています。
規約上では、現在の電子書籍サービスは、電子書籍レンタルに近く、ユーザーは電子書籍を閲覧する権利のみを購入するものであり、突然のサービス終了で文句を言える筋合いのものではないのかもしれませ。しかし電子書籍の販売価格は今のところ紙の本とほぼ同じ値段なので、感覚的には納得できないところだと思います。
対応が変わった?
…と、思っていたら続報が。ITmediaによると「ヤマダ電機は購入書籍を新ストアでも閲覧できるよう調整し、ポイント残額はヤマダポイントで返還する」処置を考えている様子(ヤマダ電気のプレスリリースPDF)。
「ダウンロードされたコンテンツに関しましては、新サービスへ移行後も、引き続き閲覧ができるよう、調整を行っております」ということなので、うまくいけば購入済みの電子書籍は新サービスで閲覧できるようになるのかもしれません。
ユーザーもひとまず安心でしょうか。