SimCityでおなじみのMaxisが制作した幻の製油所ゲーム「SimRefinery」がインターネットアーカイブで公開されブラウザでプレイ可能になっている事がわかりました(The Verge)。
SimRefineryの存在は先月、Maxisの知られざるビジネスシミュレーション部門に関する詳細なレポートが公開された後に明らかになります。Ars Technicaの匿名のコメント投稿者が、SimRefineryのコピーを実際に手元に持っていると報告し、ゲームがインターネットアーカイブにアップロードされたおかげで誰でも無料でプレイ可能になったのです。
ただしSimRefineryは明らかに未完成で、実際にプレイすると多くのグラフィック関連の不具合が残っていることもわかります。説明書もかなり限定的で、何が起こっているのかを把握するのは難しい状態となっています。
SimRefineryのコピーは3.5インチの古いフロッピーディスクに格納されており、ゲームの名前とSimCityの開発元であるMaxis社のロゴが印刷されたシンプルな白いラベルがはられていたそうです。
Maxisに試作品の製作を依頼したエネルギー企業Chevronは、複雑な石油精製所の仕組みを従業員に教えるためのゲームを望んでいたようですが、石油精製所を運営する方法を正確に教えたり、化学工学の教育を置き換えためのものではなく、製油所がどのように機能しているのか、高いレベルで示すものを欲していた模様です。
インターネットアーカイブでは、DOSBoxを利用したエミュレーションで、Webブラウザを利用して、SimRefineryがプレイ可能です。興味のある方は実際に動かしてみてはいかがでしょうか。