インターネット上には多数のブログが公開されています。名前の知られていない一般人がブログを公開しても、人気を集めるのは難しい状況ですが、それでもブログを作成し公開することにどのような理由があるのでしょうか。
データ・サイエンティストのAlex Molas氏は「Nobody cares about your blog」と題したブログ記事を公開しその疑問に答えています。
同氏はまず、誰もがあなたのブログに関心を示さない理由として以下のリストを示しています。
- あなたのブログにオリジナリティがない。何百ものブログがある中で、あなたのブログが他と違うとでも？
- あなたはその分野の専門家ではない。そうでなければ、ブログで発表することはなく、論文を書いたりインタビューに答えたりするはずだ。
- あなたは自分の愚かさを世界に示しているだけだ。沈黙よりマシでないなら、黙った方がいい。
- もし誰かがあなたのブログを気にかけるとしたら、それは批判するためだけだろう。
しかし、これらは全て問題ではなく、他の人がどう思おうがブログを書くべきだとし、以下の理由を挙げています。
- 将来の自分へのメモとして使える。何年か経てば、自分がどのように進化してきたかを記した素敵な日記ができる。
- 頭の中にある吐き出さなければならないアイデアを解放するために。たとえ誰も気にしていなくても、書き出すことでカタルシスを得ることができる。
- 複雑な考えを書いて表現することを学ぶことができる。学ぶ最善の方法は教えることだ。
- 世界と共有するアイデアがオリジナルでなくても、あなたの個人的な見解でそれを豊かにすることができる。
- 超具体的な問題を解決するのに時間がかかったのなら、それについて書く必要がある。また、同じ問題に再び直面し、自分自身がヒーローになることもある。
- 技術的な観点からだけでもブログを維持するのはクールなことだ。何かを完全に所有するという感覚は、たとえそれがリモートサーバー上のバイトであったとしても、実に充実したものだ。
- 言いたいことは何でも言える。自分のブログなんだから、ルールに従う必要はない。
誰も読ないブログだとしても、自分の成長のために活用することができるのかもしれません。
Hacker Newsでもこの記事に関する議論が行われており、ブログに関心を示さない理由は本当か？などのつっこんだ議論が行われています。
