
Firefox 157で、最新の画像フォーマット「JPEG XL」が標準でサポートされることがわかりました。
JPEG XLはSafariが先行してサポートしていましたが、それ以外の主要ブラウザでは長らく不安定な扱いが続いています。今回のFirefoxの決断によってWeb画像の将来が変わることになるかもしれません。
目次
JPEG XLとは何がすごいのか
JPEG XLは、既存のJPEGの完全上位互換として設計された次世代フォーマットです。最大の特徴は、既存JPEGを約20%軽量化しつつ、元のJPEGを完全に復元できるという点にあります。WebPやAVIFでは失われる情報も、JPEG XLならバイト単位で元に戻せます。
以下のような特徴を持っています。
- 写真ならJPEGより高品質
- ロスレス画像ならPNGより効率的
- アニメーションならGIFより高性能
- 圧縮効率ではAVIFを上回る場面も多い
画像フォーマットの最終形を目指して作られた仕様となっています。
ブラウザ対応のこれまで
JPEG XLは2021年に登場したものの、対応状況は長らく停滞していました。
- Safari:2023年から安定版でサポート
- Chrome:一度削除されたが、2024年以降Rustベースの処理系で再び実験的に復活
- Firefox:Nightly版では設定変更で利用可能だったが、157でついに全ユーザー向けに標準対応
FirefoxとChromeは、Rust製ライブラリ「jxl-rs」を使ってJPEG XLを処理しており、最新版ではマルチスレッド対応によってSafariを上回るデコード性能も発揮しています。
Firefoxが正式サポートに踏み切った背景には、Googleが再びJPEG XLに前向きな姿勢を見せ始めたことや、Rustベースの処理系が成熟してきたことがあるとみこまれます。
まとめ
Firefox 157のJPEG XL標準対応は、Web画像の未来を大きく前進させるアップデートです。Safariだけが先行していた状況から、主要ブラウザが再び足並みを揃え始めたことで、JPEG XLが本格的に普及する土台が整いました。
[via Neowin]
