ChatGPTの登場でStackOverflowの質問数が70%以上減少。AIにより人気Webサイトが存続の危機に

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ChatGPTをはじめとした生成AIの登場は、既存のWebサイトの大きな脅威となっています。

今回、プログラマのための質問サイトとして人気のStackOverflowに関する調査結果が公開され、同WebサイトでもChatGPT登場以来、新規の質問数が大きく減少していることがわかりました(StackOverflow Dec 2024 stats)。

質問数の調査を行ったのは、StackOverflowで23,315の評価スコアを獲得しているトップランクの貢献者であるTheodore R. Smith氏です。同氏は、2024年に高品質な質問を1つ投稿したものの、すぐに閉じられてしまい、それ以来StackOverflowには関わっていないとのこと。20,000以上のカルマを持つユーザーの、きれいにフォーマットされた質問ですらすぐに閉じられるとしたら、新人や一般的なユーザーはどんな扱いを受けるか?これがおそらくサイトが衰退している大きな理由の一つだと思うと指摘しています。

同氏の調査によると、StackOverflowの新しい質問数は、2023年3月の87,105件から2024年12月には25,566件に減少しています。2022年11月にChatGPTが登場して以来、質問数は76.5%減少していることになります。

以下は月毎の質問数の推移です:

この結果に対して、StackOverflowの質問数の減少は、サイトのモデレーションやコミュニティの反応が原因で、このままの傾向が続けば、StackOverflowは、2026年までに閉鎖される可能性があるとのコメントが寄せられています。

新規の質問数の減少は、StackOverflowの利用者が減少していることを示している可能性があり、トラフィックが激減しているのならば、今後サービスが継続していけるのか存続が危ぶまれる状況だといえるのかもしれません。

なお、Redditでもこの調査結果に対する議論が行われており、StackOverflowの人気が下落したのはChatGPTやAIの進化が影響していることは確かであるものの、2021年に新しいオーナーに買収されて以来続いているものだとの指摘も行われています。

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