いまさら感がありますが、「ほこxたて」のセキュリティ対決で、ハッカー側として傘下したハッカーのマラット氏が真相を語ったインタビュー記事が掲載されていたのでご紹介(ITPro)。
記事によると、ハッカー側と防衛側でルール解釈に食い違いがあり、特にハッカー側が暗号化禁止を番組側に要請していたのにもかかわらず、実際はTrueCryptで暗号化されていたことがハッカー側敗北につながった原因として挙げられています。
だが、最終的に双方に配られた対決ルールでは、ファイルのリネームは禁止となった一方、暗号化の禁止は明文化されなかったという。マラット氏は2台目のパソコンへの侵入には成功したものの、対象ファイルが暗号化されていることを知り、「このルールでは戦えない」とギブアップした。暗号を解く鍵は番組名「ほこ×たて」を改変したものだったが、類推するには至らなかった。
一応防衛側のネットエージェントも無闇に長いパスワードを設定せず「番組由来のキーワードからは容易に想像できる語をもとにパスワードとして設定」するなど一応の配慮はしていたようですが、ロシア人ホワイトハッカーに番組由来のキーワードはちょっと難しかったのかもしれませんね。
最初からルールのすり合わせにもうちょっと気をつかっていたら、もっとおもしろい放送になったかもしれませんが地上波テレビでは限界かもですね。