Windows 11 24H2のAI PC独占機能「Recall」がサポート対象外のハードウェアでも動作

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Microsoftは5月20日にAI特化イベントを開催し、Snapdragon X Eliteを搭載した「Copilot+ PC」を発表しました。Windows 11の期待の新機能「Recall」はこれらAI PCで独占的に利用できる機能とされていますが、既存のハードウェアで動作させることもできるようです。

Windowsに詳しいAlbacore(@thebookisclosed)氏はXで、Snapdragon 7cxプロセッサーと4GBのRAMを搭載したかなりローエンドなPCで、Recallを動作させることに成功したと発表しています。

7cxはARMチップではあるものの、NPUは内蔵しておらず、利用可能なメモリは3.5GBしかありません。公式の要件がNPUや最低16GB以上のRAMを要求していたことを考えると、かなり低スペックということになります。

Albacore氏は、Recallが「驚くほど良く」機能すると述べ、Surface Pro Xやその他のWindows on ARMデバイスで、Recall動作させるための詳細なガイドを近日中にリリースすることを約束しています。

なおx86デバイスに関しては、開発者向けのMLモデルの大部分がARM64パッケージであるため時間が必要だが、最終的にはx86マシン上でもRecallを実行できるようになるはずだと説明しています。同氏はCopilot+PCの販売を促進するため、Microsoftはしばらくはx86向けのモデルを非公開にしたいのだろうと推測しています。

いつでも過去の作業に戻ることができるというRecallのアイデアは興味深いものですが、デスクトップ上のスクリーンショッを自動的に撮影し、保存する機能がプライバシーの侵害に当たるのではないかとの指摘も行われています。

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