Microsoftは先日、Windows 11 Version 24H2用のプレビューアップデートKB5060829を公開しました(Windows Latest)。
KB5060829に含まれる改良点や修正点は来月の月例更新プログラムに含まれる形で一般提供される予定です。
KB5060829には地味ながら嬉しい改良点がいくつか含まれている反面、ゲームプレイ時に気になる不具合が報告されていることがわかりました。
ゲーム使用時にAlt+Tabの影響
KB5060829に関して、Alt + Tab使用時にゲームで不具合が発するという報告が寄せられています。
CS2(Counter-Strike 2)やCSGOなどをプレイ中にAlt + Tabを使用すると、カーソルの遅延や画面解像度のバグ、音量表示が消えるというもので、特に高解像度ディスプレイや特定のアスペクト比(4:3など)環境で発生することが多いようです。
あるユーザーは次のように主張しています。
I was playing CS2 on a 4:3 ratio (1280 x 960), and my monitor is QHD (2560 x 1440). This preview update KB5060829 is really bugging me because I always use volume control and ALT-TAB the game
私はCS2を4:3の比率(1280×960)でプレイしていて、モニターはQHD(2560×1440)です。このプレビュー更新KB5060829は本当に厄介です。というのも、私は常に音量調整を使ったり、ゲーム中にAlt + Tabで切り替えたりしているからです。
一部ユーザーはこの不具合がKB5060829をアンインストールすることで解消したと報告しています。
地味だけど嬉しい修正ポイント
KB5060829にはさまざまな改良点も含まれています:
-
ファイルの展開速度が最大15%向上:
.rar
や.7z
形式の大容量アーカイブもスムーズに展開可能に。 -
グラフィック設定変更時の「画面ちらつき」が軽減:
解像度変更やアプリ側の要求による画面リフレッシュでも、違和感が最小限に。 -
スリープ復帰時のウィンドウ位置バグの修正:
以前は位置が勝手に変わる問題がありましたが、今回で解消されています。 -
グリーンスクリーンの原因となる不具合の修正
突然のクラッシュ対策も進んでいます。
KB5060829はオプションのプレビュー更新であるため、不具合を避けたい場合7月の月例更新(Patch Tuesday)まで待つ方が安全です。全体として、パフォーマンスと安定性向上に貢献するアップデートですが、Alt + Tabの動作に依存する方(特にゲーマー)は慎重な判断が必要です。