Wineベースのクロスアーキテクチャ互換プロジェクト「Hangover」の最新版でQEMUのサポートが廃止

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Wineベースのクロスアーキテクチャ互換プロジェクト「Hangover」の最新リリース(v10.11)で、QEMUのサポートが廃止されたことがわかりました(Phoronix)。

Hangoverは、AArch64システム(例:Raspberry Pi、ARMサーバーなど)で x86 Windowsソフトを動かすためのWineベースのプロジェクトです。

Hangoverのエミュレーターサポートはこれまで、QEMU、FEX、Box64プロジェクトに依存してきましたが、Hangover 10.11では、QEMUのコードが削除されました。FEX-EmuとBox64は、AArch64シングルボードコンピュータやARM64サーバーで、x86_64 Linuxバイナリを高速かつ安定して実行するための十分に成熟した技術となっており、QEMUのオプションは削除されることになりました。

その他、Hangover 10.11では、最新のBox64も導入されています。最新版のソースコードや事前ビルド済みのDebian/Ubuntu用バイナリは、GitHubからダウンロード可能です。

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