MicrosoftはWindows 10で新しいブラウザ「Microsoft Edge」を標準ブラウザに採用しました。
EdgeはWindowsとの親和性も高く、効率的で高速なブラウザであるとされ、そのなかでも高速性に関しては初回起動画面でライバルのブラウザよりも高速であるとアピールされています。
ところがこの速度比較が実際のブラウザの現実的なパフォーマンスを反映していない可能性があることがTekRevueの調査で指摘されました(MSPoweruser)。
TekRevueの調査によると、Edgeが画像のようにChromeやFirefoxよりも高速な結果をだすのは、2015年にリリースされたJetStream 1.1を使用した場合で、2018年1月に公開されたSpeedmeter 2.0ベンチマークではかなり異なった結果が計測できたとのこと。
それぞれ最新のブラウザを使用し、ハイエンドおよびミドルレンジのPC上でSpeedmeterを使用して検証してみたところ、ハイエンドではEdgeはChromeやOperaより35%遅く、ミドルレンジでも40%近く遅いという結果がでている模様です。
TekrevueはMicrosoftがEdgeに有利なベンチマークソフトを選んだ事は不思議ではないとしながらも、Speedmeterで他社のブラウザに大きな遅れをとっていることから、現実世界の使用でもそれほど優れたパフォーマンスを発揮できない可能性があるとまとめています。
Cortanaとの統合やスムーズなスクロール、バッテリー持続時間などEdgeを使用する理由は他にもありますが、高速性に関しては鵜呑みにしない方がよいのかもしれません。