Microsoftは5月21日(現地時間)、「AI Shell Preview 4」をリリースしました(PowerShell Team)。
AI Shellは、Microsoftが開発した対話型のシェル環境で、言語モデルを活用したチャットインターフェースを提供するツールです。従来のコマンドライン操作にAIアシスタントを組み合わせることで、コマンドの候補提案、エラー解決支援、スクリプトの自動生成などを対話形式で行えるようになります。
AI Shell Preview 4では、iTerm2でmacOSのサイドカー体験が大幅に改善されています。以前のサイドカー体験は信頼性が低く、/code postコマンドをサポートしていませんでした。Preview 4ではiTerm2でPowerShell 7を利用することで、Windowsと同等の機能を備えた、より信頼性の高い体験ができるようになっています。
またMicrosoft Entra IDのサポートにより、Azure OpenAIへのアクセスが簡単になり、Invoke-AIShellコマンドへ、PostCode
、CopyCode
、Exit
といったパラメータが追加されています。
さらに最新のCopilot+ PCに搭載されている「Phi Silica」モデルを活用し、オフラインでAI Shellを使用可能になっています。
最新版はPowerShellターミナルで以下のコマンドを実行してインストールすることができます。
Invoke-Expression "& { $(Invoke-RestMethod 'https://aka.ms/install-aishell.ps1') }"