Mozillaは本日、2025年7月8日に「Pocket」のサービスを終了することを発表しました。終了日以降、Pocketのウェブサイトやアプリ、APIへのアクセスができなくなります。既存のユーザーは2025年10月8日まで保存したデータをエクスポートできますが、それ以降は完全に削除される予定です。Pocket Premiumの年間加入者は、利用できなくなる日から残り期間に応じた割合で返金を受けられます。
Pocketのブラウザ拡張機能は2025年5月22日以降、新規インストールができなくなり、APIの利用も2025年10月8日をもって終了します。ニュースレター「Pocket Hits」は「Ten Tabs」に名称変更され、平日配信のみとなる予定です。
Pocketは、記事やウェブページを保存するためのブックマークツールで、長年愛用されてきました。Mozillaはサービス終了の理由として、ウェブの利用方法が進化し、Mozillaがより適したプロジェクトにリソースを集中させるためだとしています。
Pocket はなぜ終了するのですか?
Pocketは、何百万人もの人々が記事を保存し、読む価値のあるストーリーを見つけるのに役立ってきました。しかし、人々のウェブ利用方法は進化しており、私たちは人々の閲覧習慣やオンラインニーズにより適したプロジェクトにリソースを集中させています。
Mozillaは、今後AIを活用した新機能やスマートな検索、垂直タブなどに注力し、「より個人的で、より強力で、独立性を保ったブラウザを構築する」と述べています。