ユーザーがWebサイトで任意のプログラムを実行したい場合、ユーザースクリプトと呼ばれる仕組みを利用することができます。
本日紹介する「Userscripts」は、このユーザースクリプトを管理、実行することができるオープンソースのiOS / iPadOS / macOS用アプリです。ユーザースクリプトを管理する拡張機能としては、Tampermonkeyが有名ですが、Safari版は何故か有料となっています。対してUserscriptsは無料ですので気軽にはじめることができます。
以下Macでの使用方法を説明します。
Userscriptsの使用方法
Mac App StoreからUserscriptsをダウンロードして実行します。
▲最初に実行許可を与える必要があります。「Open Safari Settings」をクリックします。
▲Safariの機能拡張設定画面が開きます。「UserScripts」にチェックを入れると有効になります。なおこの画面で、Webサイトに対するアクセス権を設定することができます。
準備が完了したらSafariを起動します。
▲アドレスバーの横にあるアイコンをクリックするとメニューが表示されます。「Open Extension Page」をクリックしユーザースクリプトを追加・管理します。
▲「+」アイコンをクリックし「New JS」を選択すると、新規ユーザースクリプトを追加することができます。
▲エディタ部にユーザースクリプトを入力します。左側のトグルがオンの場合そのスクリプトが有効なことを示しています。
スクリプトの準備ができたら、そのスクリプトが実行されるウェブページを表示します。
▲番号はそのWebページで実行可能なユーザースクリプトの数を示しています。この状態で設定したユーザースクリプトが実行できるはずです(どのような処理がおこなわれるのかはそのユーザースクリプト次第です)。
まとめ
Userscriptsを利用するとSafariでユーザースクリプトを実行することができます。MacだけではなくiOSやiPadOSでも実行することができる便利なツールです。機能の詳細はGitHubで確認可能です。