Qualcommが、Windows 11 on ARM向けの次世代「Snapdragon X Elite」チップの開発を進めていることがわかりました(Windows Latest)。
既存の「Snapdragon X Elite」チップを高速化するだけではく、デスクトップ向けプロセッサを開発するための「Project Glymur」に取り組んでいるとのことです。
Snapdragon X Eliteを搭載したWindows 11 on ARMデバイスは、市場で躍進しており、バッテリー駆動時間の長さなど、従来のWindows PCにはない魅力を提供しています、ただしライバルとなるM4 MacBookには性能面で負けており、さらなるパフォーマンスの向上が求められています。
リーカーのRoland Qduant氏によるソーシャルメディアへの投稿によると、Snapdragon X Elite 2の開発は順調にすすんでいる模様。Snapdragon X Elite 2は、第1世代よりも大幅に高速化し、Apple M4の性能に匹敵する可能性があるとされています。また、デスクトップ用に特別に設計されたバリエーションが少なくとも1つある可能性があると予想されています。
120mmファンを備えたAIO液体クーラーのテストが行われているそうですが、このタイプの冷却は通常、ゲーミングPCやデスクトップPC用の高出力チップに使用されるものとなっています。これはデスクトップ版プロセッサの開発が進められていることを示唆しており、実現すればノートPCだけではなくデスクトップPCでもQualcommの存在感が増すことになりそうです。