Fedora開発プロジェクトのMatthew Miller氏は10月30日、Fedoraの最新版「Fedora 29」をリリースしたことを発表しました。現在公式サイトより、Workstation、Server、Atomic Host版に加え、その他多数のデスクトップ派生版がダウンロード可能となっています。
Fedora 29の注目の新機能としては、Fedoraのモジュール性を高める「Fedora Modularity」の導入があげられています。システム全体をアップデートする事なく個別のソフトウェアをアップデートすることが可能となり、例えばNode.jsのversion 8またはversion 10を、Fedora 28、Fedora 29のどちらでも自由に使用することが可能となります。
Fedora 29ではその他、デフォルトのデスクトップ環境としてGNOME 3.30が導入され、コアコンポーネントも、Linux 4.18カーネル、GCC 8.2.1コンパイラ、X.Org Server 1.20.1などの最新版に更新されています。
なお今回のリリースは、Fedoraの最初のバージョンであるFedora Core 1が公開された2003年11月6日から数えてほぼ15周年とのことです。