AppleはiPhoneやiPad、Macといった世界最高品質のデバイスを提供し続けていますが、搭載されているiOS、iPad、macOSといったオペレーティングシステムはそれに見合ったものでしょうか?
「Open for Business」の編集長を務め、テクノロジーや文化に関する記事を執筆しているTimothy R. Butler氏は「Apple Needs a Snow Sequoia」と題した記事を公開し、Appleがソフトウェアを改善する必要があると指摘してます。
同氏は、2009年にリリースされたSnow Leopardは、目立った新機能を追加せずに、システムの改善や不要な要素の削減に注力した成功例だったとし、Appleが再びこのアプローチに戻るべきだと主張しています。
昨年リリースされたmacOS SequoiaやiOS 18、iPadOS 18には多数のバグが含まれていて、ユーザー体験が低下しており、また、MessagesやSafari、Photosなどの組み込みアプリケーションについても、基本的な機能の不具合や使い勝手の悪化が報告されているとのことです。
AppleはAI競争で後れを取っており、主要な新機能が実現できていないことが懸念されていますが、AIの機能の改良と基盤となるソフトウェアの改善を並行して進めるべきだと指摘しています。
同氏は、既存の問題点を解決し、システム全体の質を向上させることができる「春の大掃除」のような改善が必要で、Snow Leopardの成功を参考に、現状の問題を徹底的に解決することが、Appleが今後の市場で成功を収める鍵であるとまとめています。
Spotlightの信頼性が揺らぐ…
この記事に対してHacker Newsにも多くのコメントが寄せられており、多くのユーザーがmacOSの品質が以前と比べて低下しているようだと不満を訴えています。特にSpotlightに関する不満が多く、以前は使いやすかったものが、最近は信頼性が低下しているとの指摘があります。また、高品質なApple製ハードウェアに対して、ソフトウェアの品質がおいついていないという意見もあります。
9to5Macも最近、Appleは「Snow Leopard」に立ち返ってソフトウェアの改良に重点を置くべきだと指摘する記事を公開しました。現状に不満を感じるユーザーが増えているのかもしれません。