Chrome 76のアドレスバーで再びhttpsやwwwが非表示に

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Chrome1

Googleが先日公開したChromeの最新安定版「Chrome 76」で、これまでアドレスバーに表示されていた「https」や「www」が非表示になったことがわかりました(gHacks)。

もともとGoogleは2018年に公開されたChrome 69で同様の変更を行いましたが、ユーザーの反発を招き、その後元に戻しました。今回最新版でその変更が再び適用されたことになります。

この変更によって、Chrome 76のアドレスバーにはこれまで「https://softantenna.com/」として表示されていたURLが「softantenna.com」として表示されることになります。

Chrome2

▲完全なURLを確認したい場合、アドレスバーを2回クリックすると表示することができます。

GoogleのエンジニアEmily Schechter氏は、Chromiumのバグレポートページで変更の理由に関し、「シンプル」を重視する同社の考えを以下のように説明しています。

The Chrome team values the simplicity, usability, and security of UI surfaces. To make URLs easier to read and understand, and to remove distractions from the registrable domain, we will hide URL components that are irrelevant to most Chrome users. We plan to hide “https” scheme and special-case subdomain “www” in Chrome omnibox on desktop and Android in M76.

ChromeチームはUIのシンプルさ、使いやすさ、およびセキュリティを重視しています。 URLを読みやすく理解しやすくするため、また登録可能ドメインから気を散らすものを削除するために、ほとんどのChromeユーザーにとって関心のないURLコンポーネントを非表示にします。 M76のデスクトップ/Android版Chromeのアドレスバーで"https"スキームと特別な場合のサブドメイン "www"を隠す予定です。

なお現在のところ「chrome://flags」を利用して、以下の項目を「Default」から「Disabled」に戻すことで、これまでのような表示に戻すことができます。

S 20190802 95032

  • chrome://flags/#omnibox-ui-hide-steady-state-url-scheme をDisabledに
  • chrome://flags/#omnibox-ui-hide-steady-state-url-trivial-subdomains をDisabledに

画面が狭いスマートフォン用のChromeならばともかく、表示領域に余裕のあるデスクトップ版ChromeではURLを完全に表示しても問題が無いように思えますが、今回の変更は受け入れられることになるのでしょうか。

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